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2010年11月2日火曜日

Fly Fishing /フライフィッシング

Fly Fishingに転向してから、この釣り一番魚が釣れない方法ではないだろうかと思った事がある。フライという餌の代わりになる疑似餌は鉄の針に獣毛や鳥の羽を結んで作る。もともと餌でないもので釣るのだから難しいのだが、良く釣れる実績のあるフライを使っても釣れるときと釣れない時がある。フライフィッシングに「マッチ・ザ・ハッチ」という言葉がある。水生昆虫が羽化する時が一番無防備になる。魚達はそれを知っていて捕食に励む。この時の水生昆虫に合わせた釣りをすることが「マッチ・ザ・ハッチ」である。

スコットランド・スペイ・サイドの実践的なフライ

フライフィッシングはサインス・フィッシングと呼ばれる。魚の生態を知り、現場の気候、地形、河川の状態、魚の状態を考え釣果に結びつける釣りである。そんな釣りをしていると釣った魚の数より、釣り方やその環境に興味が移ってくる。水質や魚のコンディション、住んでいる水生昆虫の内容。実は水生昆虫はその川の健康状態を把握するにはとても良い生物で河川水質の「指標生物」ともいわれている。結果、川やそれに連なる森、山など自然環境すべてとの対話が生まれるのがフライフィッシングの魅力である。

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